2009年4月6日月曜日

酒宴の跡の残酷な景色


月曜日の朝の代々木公園。
花見の跡のゴミの山が残酷な風景を作っていた。


捨てられたブルーシートの上には、空のタッパと数本の缶ビールが残っていた。まだ酒宴の最中か、と錯覚させる悲しい風景。すえた匂いが漂う新宿歌舞伎町の早朝に似ている。人々は、自然を愛でる心を失った、としか思えない。


見上げれば、桜の花が青空に映えて美しい。

1 件のコメント:

jingil さんのコメント...

桜の木の下でお酒を飲んで楽しんでいた人びとにある程度の割合で「きれいにして帰ろうよ」と連れを誘える人がいたなら、結果は違うと思います。普通の日本人は何も考えていないわけではなく、また素直でもあります。ただ、自己主張をして、輪から浮いてしまうことを嫌う人が多いです。「空気を読む」という馬鹿な言葉があるくらいですから・・・。

エスカレータの乗り方が変なのがいい例です。込んでいるときはどんどん2列で間を開けずに乗ればいいのに、右側をあけて、左は長い待ちの列になっている。「今は混んでいるのだから、歩きたい人は我慢しろ」と主体性をもって言うのが面倒くさいのでしょう。

ゴミもおそらく同じ事だと思います。「ゴミを残して帰れば美しい花や風景を汚す、良くないこと」という理屈は理解していても、雰囲気に流されてしまう。国民性なんでしょうか?