2011年1月10日月曜日

仕事始めの1週間

1月5日から仕事を開始。5日は遅くまで原稿書き。6日は新年会。7日は博多出張でした。
この間に、辻野晃一郎著「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」新潮社刊と桃井和馬著「妻と最後の十日間」集英社新書、を読む。

前者は非常に面白かった。特に、第8章「グーグルの何がすごいのか」、第9章「クラウド時代のワークスタイル」、第11章「グローバル時代のビジネスマインドと日本の役割」は、もう一度ゆっくり読んでみたい。

後者は、私が編集者なら本にはしなかったと思う内容。帯のコピーに【愛する人の「死」は家族をこんなにも混乱させる】とある。たしかに著者の混乱した様子はよくわかるが、それだけである。出版物として、第三者に読ませる内容とは思えない。

2011年1月4日火曜日

貴腐ワイン


甥っ子が新年会に持ってきたワインはとても美味でした。

浦河 べてるの家




斉藤道雄著『治りません〜べテルの家のいま〜』みすず書房刊を読んでいたら、今日買った「THE BIG ISSUE」の特集が「いま、当事者研究の時代〜浦河べてるの家から〜」だった。
こういうのをSynchronicity、「意味のある偶然の一致」あるいは「共時性」、というのだろうか。実に面白い体験である。

本書の中で、サトラレ型統合失調症の清水さんは、「健常者、いつもリスパダール飲んでるようなもんなんだろうか」と言う。あまりにも「はっきり、キッパ リ」みえるために固まってしまう彼女にとって、リスパダールは「まどろみ、曖昧にしてくれる」薬だ。その意味で、健常者は薬を飲まなくても、まどろみ、全 てを曖昧にできるのかもしれない。「もしかしたら、(我々健常者には)まどろみから覚める力がないのだろうか」という著者の指摘は鋭い。

そう、我々健常者は、まどろんでいるからこそ、生きていられるのだ。

2011年1月3日月曜日

忘年会でありそ亭の越前蟹を食べた。かなり美味でした。その店で、30年ぶりに杉浦こうへい氏に再会。懐かしかった。

2011 Independence宣言

今年の当社の目標はIndependenceです。
編集プロダクションは、基本的に受注産業です。日々、出版社や代理店から依頼された仕事を処理しています。
しかし、それだけでいいのでしょうか? 当社の技術と特徴を生かしたインテリジェンスを積極的発信して仕事を創りだしていかないと、何時までもクライアントの状況に一喜一憂することになります。下手すれば奴隷化します。そこで、どのようにすればIndependenceを得られるか、それが今年の課題です。
当社の技術であるデザイン力と編集力、当社の強みである医療と薬剤に関する知識、それらを総合して、新しいプロダクションのあり方を模索していきたいと思います。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
ブログ再開です。

大晦日と元旦を一人で迎えたのは、人生はじめての経験でした。
今年もよろしくお願いします。