2008年1月6日日曜日

あなたは、どちらを選びますか




謹賀新年

この正月に、植島啓司著『偶然のチカラ』(集英社新書)という本を読んだ。
イントロ部分は、「偶然」について、確率論などを引用して考察しているので面白いが、そのうち内容がだんだんと変わり・・・・この不確実な世の中で幸せに生きるためにはどうすればよいのか、ストレスなく楽しく暮らすためには何が必要なのか、未来が見えないとき、どうしたらよいのだろうか・・・・という、宗教学者らしい話題に変わっていく。
こうした内容はともかくとして、引用されている逸話が、ギリシャ神話、占い、ルーレット、南方熊楠、矢沢永吉とバラエティに富んでいて実に面白い。

その1つが以下に引用する「モンティ・ホールの問題」である。
・・・テレビのバラエティ番組で、回答者は3つのドアの1つを選ぶことになる。その背後のどれかには当たりの車が隠されている。あなたがもしAのドアを指名したとする。Bのドアに正解の車が隠されているのを知っている番組の司会者は、不正解のCのドアを開ける。そして、あなたに「このままAのドアでいいですか、それとも、Bのドアに変えますか」と聞く。
さて、あなたはAのドアのままでいるか、それともBのドアに変えるべきか・・・

普通に考えると、AのドアもBのドアも確率は2分の1で同じ。最初の選択を変える理由はないように見えるが、さて皆さんなら、どうしますか? 
最初の選択のままでいきますか、選択を変えますか。
解答は次回。

今年もよろしくお願いします。

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