2008年11月11日火曜日

あす、アブレーション




明日、カテーテルアブレーションを行う。
朝の9時から夕方の5〜6時頃までかかるらしい。その大半は、不整脈の原因となる個所の特定に費やされる。

その間、私は麻酔で眠っているので苦痛は感じないが、麻酔が覚めてからが結構辛い。数時間、身体を動かすことがでないからだ。

明日の今頃には、結果はでている。果たして、不整脈の原因をきちんと治療できるか。約50%の確率、と私は思っている。強力にアブレーションを行うと、根治する可能性は高いかもしれないが、副作用の発生率も高くなる。そこで今日、担当医に「けっして無理しないでください。1回のアブレーションで根治するとは考えていませんから」と、伝えた。微笑んだ担当医は、かなり自信を持っているようだった。

▲写真は、私の左心房を上からみたところ(3次元CT画像)。
左右に出た枝のようなものが肺静脈。この肺静脈が心房に入り込んだあたりが、アブレーションのターゲットの1つだ

■カテーテルアブレーション(Catheter Ablation)とは、不整脈の原因となる異常な心臓の筋肉を取り除く治療で、不整脈を根治できる可能性をもった、唯一の治療法だ。
高周波と呼ばれる周波数300〜750KHzの電流でCatheterの先端を50〜60度に熱し、その熱によって異常な心臓の筋肉を焼き固める(Ablation)。

1 件のコメント:

jingil さんのコメント...

ずっと継続して拝読していると、このような手技を行うお医者さんに相当の知識と経験が要求されることが想像できます。機械工学のような視点で、心臓の動きを解析、コントロールしなければならないのでしょうね。